「完成!」R4.0920_重点保護スペース
ダルたんに「ダルマガエル重点保護スペース」がついに完成しました!
重点保護スペースは、ダルマガエルを捕食者や環境悪化などの外的要因から守り、持続可能な生息場を目指して整備した保護スペースです。
これまで、保全プロジェクトのメンバー3~5名が直営で、毎週2時間程の7回の作業で施工しました。
ホームセンターで入手できる農業資材を用いて安価(3万円以内)に仕上げました。
・水域の底にはトリカルネットを敷いてザリガニの侵入を防止。
・陸域には、隠れ場を提供するため、表土を砕き、刈り草をすきこみました。
・エサ生物が生息しやすい環境となるよう、エサ(ミミズやダンゴムシ)入りの腐葉土を表面に撒きました。
・カエル、エサ生物に多様な環境を提供するため、陸域の表面に板やわらを敷き、保水性も高めました。
・共食いを避けるため、ヌマガエルを追い出しました。
・サギなど鳥からの捕食を防ぐため、ネットを張りました。
→そして、ついに完成!
9/20台風が去った後に飼育していた1.5~2.5cmのダルマガエルの幼体10匹を保護区に放流しました。
越冬までにたくさんエサを食べてエネルギーを蓄えて欲しいと思いますが、エサがまだ少なく、寒くなってくるので心配です。
9/22ダンゴムシやハサミムシ、クモなどエサを補充しました。
隙間を利用するダルマガエルも確認できました。
今後も、「保護区のモニタリングと順応的管理」を行っていきたいと思います。