岡山におけるダルマガエルの保護

ダルマガエル保全対策の現状

 岡山県レッドデータブック絶滅危惧種にランクされるほど、生息地が減少している
ことから県内(真備町川辺、倉敷市玉島・溜川、笠岡市)で生息地の保護対策が行われて
います。また、岡山県希少野生動植物保護条例による保護対象種の指定に向けた調査が現
在行われており、今後、より一層の保全施策の実施が求められることが想定されます。

 岡山市内では、平成5年、新産業ゾーン建設に伴う環境影響評価書で保護対象となり、
敷地内に保護地を設けることを決定したが、保護対策が後手になり、研究者から指摘を受け
ました。川崎医大の佐藤國康教授、川崎医大付属高校の伊藤邦夫教諭の指導の下、平成15年
~16年度にかけて、水田状湿地(ポンプによる導水あり)と鳥害防止用ネットの設置を行い、
減少した個体の繁殖環境を整えています。

 また、西部の野殿地区において、交通基盤の整備に伴う開発緩和措置により、生息地の維
持が困難になったことから、開発及び環境保全に関する市条例に基づき、開発事業者と市で
環境保全協定を結び、市民や自然保護団体等の協力を得て、代替地における保全活動が平成
17年10月から始まりました。
 このブログでは、この野殿地区における保全活動を中心に紹介しています。


岡山市環境保全課自然保護係HP↓

http://www.city.okayama.okayama.jp/kankyou/kankyouhozen/shizenhogo/shizen/seibutsu/index.htm