お米のこと

今日、ダルマガエル保全プロジェクトの会議を行いました。
 
ダルマガエル保全につながるお米栽培について、よい話し合いができました。
内容についてはまた具体化してからお知らせします。
これからちょっとづつ、前進していきたいと思います。
 
 
さて、先週に保全水田で刈り取ったお米について。
 
Kさん(前回の記事の女の子とは違うKさんです)のご実家にて、籾すりをしていただきました。
その結果、およそ90kgの玄米となりました!
玄米をさらに精米すると白米ですが、白米にすると80kgくらいになるだろうとのことでした。
 
この数字だけ見てどう思われるか分かりませんが、実は、面積あたりの収量としてはとても少ないものです。
 
それは、稲穂をみれば一目瞭然です。
 
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これが、私たちのダルマガエル保全水田の稲穂。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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そしてこれが、同じ日の、プロが栽培している隣の田んぼの稲穂です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
稔っている米粒の数が全く違うのが分かりますか?
 
面積あたりで比べると、収量は数倍違うのではないでしょうか。
施肥や除草などの管理の違いで、お米の収穫量はこんなにも違うということに、改めて気づかれさます。
 
ちなみに、品種の違いも関係しています。
保全水田はポピュラーな「ひのひかり」ですが、隣の水田は「みつひかり」といって、収量の大きくなる品種らしいです。
 
 
私たちのプロジェクトでは、ダルマガエルの生息環境の管理のため(雑草管理のためと言いかえてもいいかも知れません)、また、地元の人達にダルマガエルや農村環境の保全について興味を持ってもらうために、稲作りをしています。
 
収量を確保することが目的ではないので、お米が少なくてもさしたる問題はありません。
(ただ全く穫れないと、収穫祭ができませんし、労働したかいもなくなりますので、ある程度の努力は必要です。)
 
それどころか、稲作りをすることで、ダルマガエルの生息にとって田んぼがどれだけ重要な役割を担っているのかが、実体験として理解できるようになってきた気がします。
貴重な経験をさせてもらっています。
 
 
さて、収穫祭は、12月12日を開催候補に話を進めております。
 
いろいろなことが決まり次第、情報をアップします。