ダルたんの環境づくり

またまた、ご無沙汰をしてしまいました。
 
 
以前、年間のスケジュールを紹介したときに書いたとおり、6/7(土),8(日)で、ダルたんの環境整備を行います。
 
 
まず、カエルの繁殖と米作りのために、溝と畦つくりが必要です。
 
これを、7日(土)の朝9時から、できるだけ多くの人に集まってもらい、作業したいと思います。
昼までを予定します。
 
クワなどを使い、人力でつくります。
人手が必用です。
 
プロジェクトメンバーの皆さんには、できるだけご協力願いたいと思います。
 
 
当日は、直接ダルたんまで来てください。
 
お車もある程度置けます。
とりあえず来てもらえれば、私が案内します。
 
準備する物は、
 
長靴、軍手、クワ・スコップ等(あれば)、帽子、飲み物など。
 
プロジェクトでもいくらか余分を持っていきます。
 
 
8日(日)も、何人かは作業する予定です。
 
こちらは、ダルたんで野菜を作りたい!
というメンバー中心になりそうです。
 
ダルたんで野菜!?
 
その経緯は、またお知らせできればよいのですが…
(田んぼチームの方、よければ説明を書き込んでくださーい!)
 
 
 
さて、今のダルたんの様子を。
 
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暖かく、いや、暑くなってきて、春の雑草が落ち着いてきました。
 
雨もあったせいで、溝の深場には水が現れるようになりました。
 
そして、去年田植えをしたところは、今年も藤沢農産さんが耕起してくださっています。
 
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しかし、今年の田植えは、田んぼ南側(水路側)に寄せて、正方形に近いエリアで行う計画です。
 
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こちらも、耕してもらいました。
 
去年稲を作ってみて、南側のほうが、水が溜まりやすかったためです。
 
水が溜まるほうが、雑草が生えにくく、肥料も効きやすいため、稲が育てやすいのです。
 
何より、湛水(水を人為にためること)している面積が大きい方が、カエルの繁殖にも適しています。
 
 
この範囲で水がためられるよう、畦を作らないといけません。
 
畦のために土を掘りあげれば、同時に溝が掘られることになります。
 
7日のメインは、この作業です。
 
加えて、去年作った溝が浅くなっているので、掘り下げます。
 
ひとえに、カエルのために。
 
 
その、ダルマガエル
 
これまでの乾いた田んぼでは、あまり姿を現してくれませんでした。
 
最近になってやっと溝に水場ができてきて、何頭か集まってくるようになりました。
 
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こちらは、去年女子チームが作ったカエル池。
 
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底のほうがしめっているので、池の形に青い草が生えています。
 
いまは水も溜まりつつあり、
 
こんな草の生えた水場は、ダルマガエルは好きなはずです。
 
いました。
 
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こんな環境が、大昔には河川の氾濫原にいっぱいあって、湿地や浅い池になったところにヨシやマコモが茂っていたんだろうと思います。
 
それが本来のダルマガエルの生息環境だったと思われます。
 
人が氾濫原を開墾するようになってからは、田んぼがその機能を果たしてきたのだと考えられています。
 
昔はたくさんダルマガエルがいたと言いますから、その機能は十分に大きかったんでしょうね。
 
 
ところが、最近は田んぼのそうした機能が、どういう訳か低下しているようで、ダルマガエルは減り続けています。
 
 
ダルガエルの保全活動のメインの一つ、田んぼの環境作りは、そうした田んぼの機能を取り戻すための作業です。
 
そのための、稲作り、溝作りです。
 
大事なんです。
 
 
というわけで、みなさんの協力を、お願いします!