18日(土)
素晴らしい好天のもと、稲刈りと稲刈り後のダルたんでカエル調査をしました。
天気とは相反し、参加者はごくわずか… 13人…
稲刈りの日程が急に決まったのがよろしくなかったのかもしれません。
寂しくはありましたが、少ないメンバーで和気あいあいと作業をさせてもらいました。
まずは稲刈り。
後で登場していただくコンバインが使いやすいよう、機械では刈りにくい田んぼの角を刈り込みました。
稲刈りが初めてだという茨城出身の田ん活部大学生。
とても楽しそうでした。
あとはコンバインで。
参加者がもっといれば、好きなだけ刈ってもらって、残りをコンバイン、と思っていましたが、
今日はほとんどをコンバインにお任せしました。
協力してくださったのは、近所のNさんとそのお仲間のNさん(同性。同じ性が多いのは昔からの住人ならでは)。
相談に乗ってくださったNさんは、ちょうどこの田んぼで田植えをした日に、ナマズの件で紹介した方です。
コンバインを操るのはもう一人のNさん。
割とコンパクトなコンバインですが、新型で取り回しがしやすく高機能だとか。
刈るスピードも速し!
最後に刈りやすく一列だけ残して、操作を体験させてくださるという、粋な計らいも!
まず、大野幼稚園のときに登場した新人カエル先生のI 田くんが操作し、お子さんがシートに。
小学2年の女の子と、
続いて、山本さんのご子息4歳に至ってはレバーを操作!
厳密には違反なのでしょうが、熟練のNさん操作による試乗ということで、大目に見てください。
刈り取られた稲は、コンバインの中で脱穀され、籾の状態になったお米がタンクにためられています。
その籾がアームから吐き出されるのを、米袋に受け止めます。
こうして収穫されたお米は、籾の状態で米袋8つほど。
玄米150kg分くらいになるのでしょうか?
今年は害虫も少なくて作況がよいとNさんは言われていました。
さて一方のカエル調査。
少ない人数ながら、地道に探し続けました。
稲を植えていない溝を作っているエリアでまず探し、
稲刈りが進んだら、刈った後を探していきました。
稲を植えている範囲では、繁殖がほとんど見られなかったこともあって、基本的にカエルは少なめでした。
面白いことには、稲を周囲からぐるりと刈っていったら、最後に稲が残った真ん中部分にカエルが集まっていたことです。
その中にはダルマガエルの幼体(今年生まれのチビ)もいました。
溝などで生まれた個体が、稲の下に移動してきて暮らしていたのでしょう。
けっきょく集まったダルマガエルは、41頭。
そのあとも何頭か見たので、40数頭ですね。
大きいのはわずかで、ほとんどが今年生まれの幼体でした。
大きいカエルはどこに行ったのか?
- 死んだのか?
- よその田んぼに行ったのか?
- 隠れて見つからないだけか?
よく分かりません。
たしかに毎年秋の調査では、大きな個体はいち早く冬眠していたり、うまく隠れていたりと見つかりにくいものです。
それを差し引いたとしても、引っ越しさせたダルマガエルがダルたんの中から減っていることは間違いないと思われます。
一方で、今年生まれの幼体たち。
これらのすべてがこのダルたんで繁殖したのではないでしょう。
両隣の田んぼで繁殖した個体が、稲刈りが終わって隠れる場所や餌を求めてやってきた場合も多いと思います。
そう考えると、やはりダルたんで繁殖している数は少ないですね。
幼体の数は、一番多いヌマガエルと比べると、ダルマガエルは数十分の1くらいです。
引っ越してきたカエルが減り、新たに生まれるカエルも少ない、という現状はかなりよろしくありません。
来シーズンは田んぼの作り方をさらに改善する必要があります。
最後に、枝豆。
ダルまめ部は現在部員2名。
その一人が、豆を収穫中。
女の子をダルまめ部に勧誘しながら。
鍋とガスコンロで枝豆を塩茹でし、さらに塩を振って、出来上がり。
これは、おいしかった。
やはり収穫したてなのがいいようです。
まだ収穫せずに残した豆がたくさんあります。
それはどう活用するのか、また報告してもらいましょう。
以上、稲刈りとカエル調査でした。
ダルたんには、11/30の収穫祭でまた集まります。
その前に、小野小学校のふれあいの会もありますね。
忙しいです。
みなさん、お疲れ様でした!