コカ・コーラ環境フォーラム

お久しぶりです。
 
夏休みも終わってしまいましたね(大学生はもう少しかな?)。
 
 
今回は、コカ・コーラ環境フォーラム」について紹介します。
 
突然なんだ?!
 
と思われるかも知れませんね。
 
コカ・コーラ環境フォーラム」は、コカ・コーラ環境教育財団の事業の一つであるコカ・コーラ環境教育賞」という賞金制度の、最終選考会のことです。
 
この賞は、小中学生を対象にした環境教育活動に対する表彰、あるいは高校生・大学生による環境保全に寄与する取り組みに対する支援として授与されるものです。
 
前者が「活動表彰部門」、後者が「次世代支援部門」です。
 
 
あるとき取材を受けた読売新聞さんの紹介で、「活動表彰部門」に応募してみたところ、なんと一次選考の狭き門を突破してしまいました。
 
この一次選考を通過した団体が集い、プレゼン大会を行い、最優秀賞を決めるイベントが、
 
コカ・コーラ環境フォーラム」です。
 
フォーラムが開催されるのは、なんと 北海道!
 
参加者の旅費は全てコカ・コーラさんが持ってくださるという待遇です。
 
 
フォーラムでは、活動に参加している小・中学生がみずから発表しなければなりません。
 
子供2人と引率の大人1人、というのが参加条件です。
 
しかし、プロジェクトの主要メンバーはおじさんとおばさん(?)ばかり。
 
地元の大野小学校にも、このような旅に連れて行けるほど、プロジェクトと強いつながりのある子供は、まだいません。
 
結局、
いつもイベントに参加してくださっているNくんと、恥ずかしながら私の息子に参加してもらうことにしました。
 
二人とも小学3年生です。
 
 
 
前置きが長くなりました。
 
では、フォーラムの様子を。
 
開催されたのは、8月7~9日。
 
場所は、夕張郡栗山町雨遠別にある「コカ・コーラ環境ハウス」。
 
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廃校になっていた雨遠別小学校を、コカ・コーラさんが宿泊もできる研修施設としてリニューアルされたものです。
 
内部は雰囲気たっぷりでした。
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活動支援部門10団体、次世代支援部門5団体が集いました。
 
初日に各団体の自己紹介、2日目午前に本番の発表会、午後に自然体験ツアー、最終3日目に結果発表、という流れです。
 
 
何せ勝手の分からぬ私たち、
 
参加したNくんとも、小3は参加者の中で最年少、
 
というなかで、場の雰囲気と他のみなさんの勢いに乗り、何とかカリキュラムをクリアしていきました。
 
 
到着一発目の自己紹介の様子
 
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夜に行われた自己紹介(壁新聞を使った活動の紹介)の様子
 
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壁新聞のほうは、完全に子供たちだけで頑張ってもらいました。
 
さすがにカンペは作っておきました。
 
でもけっこう緊張した様子。
 
明日の発表の練習のつもりでがんばれ、と送り出しましたが、
 
こちらの練習はあまりしていなかったこともあり、声の出が不十分。
 
これは仕方がないことです。
でも、翌日の本番に向けての良い反省と発憤の材料になりました。
 
 
ちなみに、他の団体は、主に小学校や中学校の教育現場での活動がほとんど。
 
水草の保護、ホタルの保護、学校ビオトープでの学習、海と山のつながりを学ぶ環境教育などなど。
 
次世代支援では、休耕地の有効活用、バイオエタノールの研究、卵殻膜の研究など。
 
同じ岡山からは小串小学校さんが来ておられました。
 
 
いずれもかなりの力の入れ込みようで、自己紹介だけを見ても、プレゼンに長けた大人と、しっかり練習してきた子供たち、という感じでした。
 
例えば壁新聞などは、こんな感じ。
 
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正直なところ、「うちとはレベルが違う」と驚きました。
 
「場違いなところへ来ちゃったかな」と焦りもしたもんです。
 
 
とは言っても、なるようにしかならないので、子供たちと頑張って、せっかくの機会を楽しむしかありません。
 
プレゼンはともかく、活動内容は決して劣らないハズです。
 
 
 
明けて、2日目の本番。
 
私たちの発表は、真ん中の5番目でした。
 
できたばかりの、おそろいのプロジェクトTシャツを着て、壇上へ。
 
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果たして本番の出来は、バッチリでした!
 
二人ともしっかりと声が出てました。
 
プレゼンの「つかみ」として私が注文した、ダルマガエルの鳴き声のマネも、ちゃんとできました。
 
「メ゙エエ゙エ゙エエ~」と二人で合唱。
 
聴衆の心を「つかめ」たかどうかは、分かりませんが…
 
 
発表のあとで、地元の教育委員長から、直々にお褒めいただきました。
 
3年生という幼さで、本当によくがんばった、と。
 
また、翌日の審査結果発表の際、財団の理事である審査員長の総評のなかに、「カエル」という言葉がでてきました。
(カエルを扱った団体はウチだけです)
 
 
結果として最優秀賞には選ばれませんでしたが、いくぶんかのインパクトは残せたのかな、と思います。
 
幼い子供たちと、ダルマガエルに、感謝ですね。
 
 
 
 
あとは、余興的に…
 
ハサンベツというところで、自然体験。
 
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まったく知らなかった北海道の自然が垣間見れて良かったです。
 
日本では北海道にしかいないフクドジョウ、こちらではまずお目にかかれないトゲウオの仲間のイバラトミヨ、平地で普通に鳴いているアカエゾゼミ、やたらとでかいイタドリ(オニイタドリ)、セイタカアワダチソウがもう咲いていると思ったら別種のオオアワダチソウ... etc
 
逆に、Nくんが地元のガイドさんに、岡山にはヌマガエルがいる、と教えたら、「そんなカエル知らない」と驚かれていたのが笑えました。
 
 
 
夜は、バーベキュー。
 
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地元の食材中心の料理は、バーベキューのみならず、朝も昼も楽しませていただきました。
 
夕張メロンのおいしいこと。
 
ちなみにフォーラムの期間中、コーラ、ファンタ、アクエリアス綾鷹いろはす、といったコカコーラ商品が飲み放題でした
 
 
さらに、地元の高校生たちによる英語の劇や遊びの企画。
 
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高校生たちだけでなく、数多くのスタッフ、ボランティアの大学生などが、常に盛り上げてくださいました。
 
 
また、参加者全員分の名刺(団体名と氏名が入ったもの)が一人100枚準備されており、盛んに交換しました。
 
なぜかこれに子供たちがはまり、交換した数を競うイベントに進化。
 
気軽には話しかけられないようなお偉方にも名刺交換を求める、無邪気な子供たちでした。
 
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以上、長くなりました。
 
北は東北や北海道、南は沖縄まで、全国の団体の活動を見たり、みなさんと交流できたことは、得難い経験でした。
 
環境のことを見つめESD活動をしている地域が、教師が、子供たちや若者が、日本にはこんなにもいるということです。
 
それぞれが取り組んでいるESD活動、もっともっと波及していって欲しいですね。
 
 
そして、このような支援事業に取り組まれているコカ・コーラさん。
 
今回は第22回。
環境教育などまだ日本にはほとんど存在しなかったであろう20年以上前から、このような取り組みを続けられているのは、すばらしいことです。
 
 
コカ・コーラさんはじめ、関係するスタッフのみなん、地元の皆さんには、
大変にお世話になりました。
 
ありがとうございました。
 
 
また、Nくん、お疲れ様でした。
 
参加してくれてありがとう。
 
ちゃんと夏休みの成果として先生に報告してくださいね。
 
 
 
いつか、機会があれば、大野小学校として参加できればいいな、と思います。
 
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