ダルマガエルを数えて、標識をつけました

10月6日に、ダルたん調査&ダルマガエル観察会を行いました。

ご報告が遅れてすみません。


まず、9時すぎから、プロジェクトの「ダル研部」が調査。

5人で30分間、ダルマガエルを中心にカエルを採集します。

イメージ 1


台風25号が通過中とは思えない、爽やかな青空のもと、

結果は、ダルマガエル 2匹!

少なっ!!


草が多くて探しにくい状況で、苦戦を予想してはいたのですが、、、それにしても…、な結果です。

ちょっとこれはやばいんでは無かろうか、という不安を抱えつつ、

岡西公民館が主催する観察会がスタートしました。

イメージ 2


大野、石井、三門、津島の4つの小学校などから、30人の親子らが来て下さいました。

今年も盛況です。


観察会では、

いまダルたんには、ダルマガエルがどのくらいいるか調べる!

秋の田んぼにいる生きものを観察する!

ことなどをテーマに、みんなでカエルを中心に生きもの探しをしました。


親子で、

イメージ 3

泥に入りながら、

イメージ 4

わいわいと。

イメージ 5


子供たちは泥んこになりながら、生きものに夢中でした。

イメージ 6


かくして、集まったダルマガエルは、朝イチの調査で捕まえた2匹も含めて、27匹でした。

イメージ 7


まあ、何とか、形にはなったかな…(汗)


その他の生きものは、ヌマガエル、ツチガエル、アマガエル、メダカ、ドジョウ、フナ、ジャンボタニシ、ヒメタニシ、アメリカザリガニコオイムシ、コガムシなど。


このあと、ある程度大きなダルマガエルには、標識を付けました。

「PITタグ」というものです。

8.8mmもしくは12mmのタグを、カエルの皮膚下に埋め込みます。

タグには固有の番号があり、バーコードリーダーのような機械をかざすと、その番号が表示されます。

これにより、

 ・一度放しても再発見できる!

 ・個体識別できるので、そのカエルがどう移動したか、どれだけ成長したかが分かる!

という優れものです。


タグを装着するところを見てもらいました。

これには、大人も子供も、食いつきがすごかったです。

イメージ 8


観察会が終わった後も、ダル研部は残って、PITタグを付け続けました。

一方では、引き続きダルマガエルを捕まえつつ。


その結果、最終的には 50匹 のダルマガエルが確認できました。

50匹。
でも、これはとても少ない数です。

以前書いたことがあったかも知れませんが、このダルたんに引っ越してきたダルマガエルは、
3年間の合計で、1,000匹以上!

その翌年のイベントでは、100匹を確認。

その後はどんどん減っていき、20から50の間で推移。

今年6月30日のダルたん調査隊では、23匹でしたね。

今回は、だいぶ一生懸命探しての50匹でした。

私の感覚としては、ダルたんには、100匹前後くらいしかいないのではないかと思われます…。

これでは少なすぎる。

これから増えてもらうために、どうすれば良いか?


それを考えるための、標識調査です。

この日は、33匹にタグを装着しました。

これから定期的に、リーダーを用いてカエルを再捕獲する調査を行います。


季節に応じて、ダルマガエルはどんな環境を利用しているのか、

どれだけ移動するのか、

どんな所で冬眠するのか…。


これらが明らかになれば、ダルマガエルの棲みやすい環境作りのヒントになりますよね。

新しい調査の始まりです!