いよいよ収穫祭…越冬中のダルマ探し

今後の日曜日は、いよいよ収穫祭ですね。

今日は、その収穫祭のメニューの一つ、「越冬中のダルマガエル観察」をしてもらうために、「越冬中のダルマガエル」を探してきました。

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Sさんが持っているのは、地雷探知器ならぬ、ダルマガエル探知機です。

10月6日の観察会のときなどに捕まえたダルマガエルに、「PITタグ」という標識を挿入したことはお伝えしました。

この写真の探知機で、タグが入ったダルマガエルを探しているのです。
(なので、正しくは「PITタグ探知機」ですね)

いままでは、I先生が長年の経験に基づくカンを頼りに独力で見つけ出してこられたのですが、これを使えば、知識や経験が無くたって、居場所が分かってしまいます。

科学の進歩はスゴいものです。


今日はダルたんの隣の収穫祭をする田んぼ全体と、ダルたんの半分強を調べました。

全部で、10箇所ほど、ダルマガエルの反応を見つけました。

杭を立てて目印をつけました。

後にカエルを掘り出してみて、生きているのか、どんな潜り方をしているのかなどを調べます。
(標識装着後のモニタリング調査も兼ねていますので)


また、タグが入っていないダルマも3個体見つけました。

この、ハクセキレイが佇んでいる板の下。

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大きくてきれいな個体です。

越冬に使ってくれれば…と私が設置したシェルターに、2個体入っていました(…嬉し!)。

しかしこやつ、目がまだ活きてます

タグを入れようかとも思いましたが、そうすると動き出してどこかに行ってしまいそうだと思い、収穫祭でみなさんに観察してもらうために、そのままにしておきました。

この状態なら観察しやすいです。

別の板にも、小さな個体。

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こいつは板をはぐったら歩き出しました。

まだ完全には冬眠にはいってませんね。

とりあえず観察用のカエルは見つかったので、タグの反応のあった個体は、収穫祭のあとにでも掘り出してデータを取りたいと思います。



その収穫祭。
当日は、曇りの予報ですね。

なんとか雨はふらずにいてほしいものです。

稲刈りのあと、たいして雨が降っていないので、田んぼのワラがさらっとしていて爽やかな感じです。

なんとしても、この状態のまま、収穫祭したい…!


チラシを再掲します。

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大野ダルマの大合唱の新米を、槇(まき)で炊くので、かなりおいしいと思いますよ
(お椀やお箸は、できるだけ各自で持参下さい)

大合唱の1kg袋の販売はもちろん、花口農産の野菜、Yさんお手製のカエルマスキングテープ、プロジェクトTシャツもありますよ。

なにより、ダルマガエル保全について体験的に学べる大事な機会です。


ぜひお越し下さい。

ダルたんで会いましょう!