冬眠ダルマ

たいへんご無沙汰しております。
 
もうすっかり春ですね。
ダルマガエルの鳴き声はまだ聞こえませんが、もうすぐ会えるでしょう。
 
さて、久々の更新ということもあり、少し古い話をアップさせていただきます。
 
 
2月11,12日のことです。
 
プロジェクトメンバーの伊藤さんのお誘いで、冬眠中のダルマガエルの観察会に行きました。
 
東京から、プロの自然写真家でカエルの図鑑なども執筆されている前田さんがいらっしゃるとのことで、プロジェクトのいつもの(?)面々が集うこととなりました。
 
11日、まずは我らが保全プロジェクトの管理する岡山市野殿の水田に集合しました。
 
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地面をほじくる大人達です。
端から見るとまったく意味不明でしょうが、みんなこういうことが楽しいんです。
 
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伊藤さんと前田さんです。
 
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ダルマガエルいました!
ほんとに生きてるんか?と思うくらい、まったく動きません。
全部で5,6頭見つかったと思います。
 
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こちらはヌマガエル。
 
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ツチガエルです。
ダルマやヌマはまったく動きませんが、ツチガエルは掘り当てると焦ったようにいごいごします。
 
割と低温に強いのでしょうか。
ちなみにツチガエルは、水中で寝ているやつもいました。
 
 
さて、昼からは瀬戸町に移動しました。
 
ここは、やや傾斜のついた地形で、野殿とはだいぶ雰囲気が違います。
 
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しかしダルマガエルは非常に多いとのことです。
 
ほ場整備がされていないことが生息が存続している大きな要因かも知れません。
 
ここでは、こんなところで見つけました。
 
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田んぼの隅に埋め込まれたようなバケツのような中に・・・
 
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いました。
この中に2頭いました。
 
ちなみに、こんなのも・・・
 
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水中で越冬することが多く、陸上でこうした姿を見るのは珍しいことのようです。
 
 
12日には倉敷市真備町で観察でしたが、私は不参加でした。
 
しかし夜の宴会に出させていただき、いろんな話を聞くことができました。
 
とくに前田さんの、真冬に野宿しながら撮影されるという話がインパクト強かったです。
テントもなく、わりと軽装でできてしまうそうです。
プロってすごいですね。
 
 
楽しい有意義な時間をありがとうございました。
 
 
次回は、近況についてお知らせします。