ついにダルマガエルの幼体(変態・上陸して間もない個体)を確認しました!
昨日14日、野殿の保全水田でのことです。
ほんとうに水から這い出て間もない、成体の赤ちゃん(?)です。
これより少ししっかりした個体もいました。
このダルマガエルは、上陸してから何日か経過していそうです。
したがって、保全水田では、7月10日前後から上陸しているのだろうと思います。
いっぽうでダルマガエルが繁殖している他の水田では、幼体はまだなく、先週見たような前足まで生えた幼生が混じる程度でした。
おそらく、一般の水田と比べると、保全水田ではダルマの成育が1週間程度早いのではないかと思います。
保全水田では、6月に入ってから湛水する一般の水田より2週間は早く産卵しているはずなので、それが原因と考えられます。
ただそうとしても、当初よりだいぶ差が縮まっていますね。
たぶん水温が関係していて、夏に近づくほど水温が上がるので、成長速度が増していき、見た目の差が小さくなるのではないかと思います。
ところで、幼体が増えた分、溝の中の幼生は減ったように思います。
探してみると後ろ足の生えた大きな幼生が、一部にかたまっていました。
なかには、まだこんなに小さいのもいます。
ダルマガエルはだらだらと夏まで産卵を続ける、とよく言われますが、そうした個体なんでしょう。
もう少しで田んぼの中干し時期です。
カエルの幼生達は、どうなっているのでしょうか?
また田んぼへ行ってみます。