以前、田んぼで産卵したナマズのことを紹介しました。
7月に入るころから、彼らの残した子孫が、田んぼで成長をとげているのが見られるようになりました。
これは、野殿より少し南の日吉町の田んぼです。
水が溜まりやすく抜けにくいのでしょう、大野地区でも魚が多く見られる田んぼです。
田んぼの隅を網ですくうと、簡単にたくさんの魚がとれました。
たくさんのフナと、いますね、ナマズの子供。
7,8cmくらいです。
これは結構成長しているので、魚であることがすぐ分かります。
もっと小さいときは、黒くてあたまでっかちで、カエルやサンショウウオのオタマジャクシと見間違いそうです。
別の田んぼでとれた個体です。
より小さい個体です。
つるんとしてて、あまり魚っぽくないでしょう。
でも、しっかりとヒゲがあり、ナマズであることを示しています。
かれらは、どのくらいまで成長したら、水路や川へと戻っていくのでしょう。
大野地区では、水路は5日おきにせき止められ、田んぼと水路がつながるので、いつでも好きなタイミングで移動することができるはずです。
中干しが始まる7月後半までには、田んぼから離れるのではないでしょうか。
これからも毎年、このような幼魚たちを観察できる状態が続いてほしいものです。