イベント報告2:カエルを捕まえました!

大野地区では、本日25日に、今年初めて水路が堰上げされたようです。
 
通勤時に、遠くの保護田んぼを眺めると、しっかり水が入っているのが見えました。
 
すでのほとんどの田んぼに水が入れられて田植えは終わっているものの、ダルマガエルの本当の繁殖活動は、これからがピークになるのではないでしょうか。
 
 
 
さて、先日の続きをお知らせします。
 
イベント参加者のみんなで、カエルを探して捕まえました。
 
例によって、捕ったカエルはビニル袋に入れて運び、大きめのケースに集めます。
 
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ダルマガエルは、親分クラスの大きな個体もいれば、去年生まれの小さな個体まで、さまざまです。
 
 
集計した結果は、以下の通りでした。
 トノサマガエル 10
 アマガエル   46
  ヌマガエル   20
 ツチガエル   78
 
ちなみに、昨年の保護田んぼへ引っ越しさせた個体数は、以下になります。
 ダルマガエル 約580
 トノサマガエル 95
 アマガエル   41
 ヌマガエル   366
 ツチガエル   637
 
どう思われますか?
 
 
少ないですよね。
 
当然、カエルのような小さな生き物を全部捕まえることはできないので、実際はもっといるはずです。
 
ですが少なくとも、みんなと一緒に捕まえて歩いた感想では、少ない、と思いました。
 
 
ダルマガエルを始め、カエルたちはどこへ行ったのか?
 
 
たぶん、周りの田んぼに移動してしまったものが多いと思われます。
 
周りの田んぼに水が入っているのに、保護田んぼだけいつまでも水がなかったので、カエルたちの一部は繁殖可能な環境を求めて分散したのでしょう。
 
隣の田んぼへは、畦を超えるだけで移動できますからね。
 
 
また、引っ越し作戦の時に体力を消耗したり傷ついて死んだもの、新しい田んぼで冬眠がうまくできなかったもの、あるいは鳥などに食われたものも、少なくはないでしょう。
 
ただそれがどの程度なのかは分かりません。
 
 
 
保護田んぼに引っ越ししたカエルが、いったん減ることは、予想していたことです。
 
旧保護田んぼでも、同じことを経験していますので。
 
 
とりあえず、今100個体以上のダルマガエルがいます。
 
これらが、旧保護田んぼの時のようにたくさん繁殖できるように、われわれが田んぼの環境を整えてやることが一番大切なことです。
 
そして、保護田んぼが、近隣のダルマガエルの生息の中心地として、‘機能’させないといけません。
 
 
そのために、溝を作り、部分的に深さを確保したり、草地を残したり、田植えをしたり、しています。
 
旧保護田んぼでの繁殖状況を見るに、相当によい環境だったと考えられるので、それに負けない環境作りが必要になります。
 
 
これが、たいへんな事なんですよね。
 
詳しくはまたお話ししたいと思います。
これから田んぼをよく観察していけば、いろいろと見えてくるものがるでしょう。
 
 
 
さあ、カエルを捕まえて遊んだあとは、子供たちのお絵かきです。
 
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狭いテントで申し訳ない感じでしたが、みんながんばって描いてくれました。
 
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今年も子供たちはどろんこになりました。
 
ちらほらと、聖なる溝での沐浴(?)のような風景が、今年も見られました。
 
あんまりにも汚れると、とりあえず泥水を使ってでも大きな泥を落とします。
 
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田んぼか有明海くらいでないと経験しないかも知れませんね。
 
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そろそろお開き…
 
バックに吉備線の車両。
 
電車からは、我々の様子がどのように移っているのでしょうか…
 
とくに、何度も通る運転手さんは、すごく謎に思っているかも知れませんね。
 
 
 
おかげさまで、きれいに田植えができました。
 
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みなさんには楽しんでもらえたでしょうか?
 
ありがとうございました。
 
 
このあと、何人かで残って、田んぼの整備を少しやりました。
 
その内容も後日お知らせできればと思います。
あ、大野幼稚園の田植えも。
 
 
では、また!