今日、新保護田んぼにて、大野幼稚園の園児さん父兄さんらと、稲刈り体験をしました。
しかし、それはまたの機会に報告させてもらうとして、
今日はまたまた、引っ越し作戦の続きを。
今度は、新保護田んぼでの作業です。
旧保護田んぼでは、お伝えしたように、引っ越し作戦としてカエルの捕獲・救出をしていました。
新保護田んぼでは、希望者の方に、稲刈り体験を少しと、新しい生息地でのダルマガエルの生息数を調べてもらいました。
参加してくださったのは、2組のご家族、と河本さんらスタッフ数人。
見事に稔った稲をバックに、河本先生のレクチャーです。
そして、のこ鎌を使って、稲株を刈り取ります。
小さいお子さんには力仕事ですが、力強く刈っていますね。
一人でうまく刈れないときは、お母さんと一緒に、刈る、刈る、刈る…
稲を刈るのは、じゃく、じゃく、と、心地よい感触です。
刈ったどー!
続いて、カエル調査。
去年のちょうど今頃、この田んぼに、ダルマガエル約580頭を放しました。
そして、今年の田植えイベントの際に100頭をカウントし、その後少ないながら繁殖したことは、これまで書いてきました。
引っ越し後ちょうど1年経過して、越冬前のカエルがどのくらいいるのか?
少ないメンバーでしたが、協力して調べてもらいました。
やることは、旧保護田んぼの作業といっしょで、とにかくカエルを捕まえまくって、その数を記録します。
1時間以上探してもらったでしょうか。
結果は、ダルマガエル40頭。
大きい個体、小さい個体とさまざまでした。
小さい個体がいるので、今年繁殖したカエルも、うまく育っていることが確認できました。
これは、うれしい結果です。
来年からは、この数がもっと増えたらいいですね。
他のカエルもたくさんいました。
ヌマガエル
ツチガエル
アマガエル
少ない人数で、わきあいあいと、稲刈りやカエル捕りを楽しんでもらえたのではないでしょうか。
お疲れ様でした!
そして、午後の部。
旧保護田んぼで自生(?)した稲を刈り取ったものを、新保護田んぼで‘はさがけ’して乾燥させることに。
はさがけ、とは、刈り取った稲を束ねたものを、天日で乾燥させるためにつるすことです。
新保護田んぼにカエルを放しにきたメンバーで、はさがけに挑戦です。
大学生の多田くんが、河本師匠直伝のはさがけ手順を説明します。
数株分の稲を束ね、根本付近をヒモで縛ります。
そして、真ん中で二股に分け、竿に掛けます。
秋の田んぼでよく見かけた、昔ながらの田んぼ風景ですね。
コンバインが普及したためでしょうか、最近は、はさがけをあまり見なくなりました。
支柱や竿が竹だと、もっと風情があったでしょうね。
これで、今年の引っ越し作戦が完了しました。
参加いただいた皆様、お疲れ様でした。
たいへんありがとうございました。
また、田んぼに戻ってくるぞ!