0622田植え&引っ越し作戦3

さあ、だいぶ引っ張ってきましたが、午後の部、引っ越し作戦の様子をお伝えします。
 
午後はすっかり雨の心配もなく、むしろ晴れ間も出てきました。
 
 
ある程度予想された通り、午後のほうが多くの人に参加してもらえました。
 
 
ちなみに参加人数については、その後詳しく集計しました。
 
結果、午前71人、午後101人。
 
両方参加の重複を差し引いた合計参加人数は、147人でした。
 
朝方の危うい天気にもかかわらず、こんなにも参加してくれたことは、すごい、の一語です。
 
いや、すごい!うれしい!感謝!の三語ですね。
 
 
 
さて、旧保護田んぼでの捕獲の様子を。
 
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だいぶ雑草が伸びて、探しにくくはありました。
 
それでも、ダルマガエルはよく見つかりました。
けっこう捕れるんですよね。
 
それだけたくさんいるということでしょう。
 
 
溝にはまだ、幼生は僅かでした。
 
水が涸れ気味だったことが多く、こんなにまともに溜まったのはついこの前なので、また産卵し直し、といった状況です。
 
その証拠に、あちこちでカエルの卵が見られました。
 
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この写真は、トノサマガエルの卵塊と判断しました。
 
ダルマガエルのと似ていますが、固まりが大きく、ゼリー状の物質が粘り強くしっかりしていました。
 
 
トノサマガエルは、いま夜行くと鳴き声が多く聞こえます。
 
去年も、晩夏に見えるカエルの幼体は、ダルマよりトノサマが多いほどでした。
 
でもたくさんいるはずなのに、引っ越し作戦のときにはちょっとしか捕れません。
 
おそらく隠れるのも逃げるのも非常に素早いためだろうと思います。
 
 
 
カエル以外でも、シマヘビが2本も捕まえられてました。
 
また、カルガモの巣と卵も見つかりました。
 
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以前にも、ほぼ同じ場所で見つかったことがあります。
 
カルガモは継続して同じ場所で営巣する習性があるのかも知れません。
(あとで調べてみよう)
 
 
 
さて、カエルに戻ります。
 
いつもの引っ越し作戦と同じように、カエルを捕まえたらレジ袋に入れて、ある程度集まったら、コンテナに移す。
 
その繰り返しです。
 
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カエルがどんどん集まります。
 
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ダルマガエルについては数とサイズを、その他のカエルは数だけを記録します。
 
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サイズについては、S(3cm未満),M(3~4cm),L(4cm以上)の3段階。
 
今回は、伊藤さんがナイスな道具をこしらえてきてくださいました。
 
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細い竹にサイズが書かれています。
 
裏面は削ってあり、カエルを乗せやすくなっていました。
 
これは、計測がはかどる上に、風情もあっていいですね。
 
 
 
14時過ぎから、みんなで1時間半ほど捕り続けました。
 
 
そして、集計の結果、、、
 
ダルマガエルは 181頭!!
 
去年の引っ越し作戦より、多いではないですか。
確か去年は136頭。
 
 
しかもまだまだ残っていそうでした。
 
現に、終わって結果を発表しているときも、鳴き声が聞こえてました…
 
 
去年は10月の後半に引っ越し作戦をしました。
 
やはり、冬眠が近く潜った個体もあり、捕獲効率は低かったんでしょうね。
 
 
 
とりあえずダルマガエルは、みんなでダルたんへ。
 
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子供たちには、積極的に手伝ってもらいました。
 
 
そして、ダルたんの中の、今年作った大きな横溝へ放してもらいました。
 
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子供たちが群がって押さえが効きませんでしたね。
 
 
解放されたダルマガエル
 
いつもこの瞬間が、シャッターチャンスです。
 
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旧保護田んぼは、この夏か秋には造成される予定。
 
それまでに、個人単位でできる範囲で引っ越しを続けたいと思います。
 
 
参加者の皆さんには、楽しんでもらえたでしょうか?
 
ダルマガエルとその生息環境である田んぼを維持していくことの意味を、肌で感じてもらえていれば幸いです。
 
 
みなさん、お疲れ様でした!
 
ありがとうございました!!