ダルたん調査隊!
6月30日、「ダルたん調査隊 ~夏の教室~」 を無事開催しました。
いやぁ、今回こそ天気がやばい、途中で大雨になったらどうしよ、と思っていましたが、
大丈夫でした! むしろ、ちょっと晴れたくらい。
日頃の行いがよろしい晴れ男、晴れ女が集ったということでしょうね。
まず最初に、忘れ物のお知らせを。
親子でカッパをお忘れです。
たぶん最初のほうに自転車でお見えになったお母さんとお子さんと思うのですが、名簿のなかのどなたか分かりません。
保管してますので、このブログをご覧になったら、チラシの連絡先にご一報下さい。
さてイベントの様子を。
参加者は、スタッフ18名と一般40名の58名でした。
ちょっと少なめでした。
一週間前に小学校でダルマガエルのお話をした割には。
雨予報だったことと、やっぱり 「田植えがない」 イベントだったことが理由でしょうかね?
しかしそのぶん、みんなにしっかり田んぼに入ってもらって、生きものを観察することができました。
みんなに思い思いに生きものを採ってもらい、それを種類毎に分けていきました。
保全地であるダルたんの環境を損なわないよう、また生きものをできるだけ傷付けないよう、注意喚起も忘れずに。
採集した生きものは、
両生類(カエル)
ダルマガエル、ヌマガエル、ツチガエル、アマガエル
爬虫類
写真がありませんが、クサガメはかなりのビッグサイズがいました。
また、両方のカメの子ガメも。親指と中指でわっかを作った程度の大きさでした。
ちなみに、クサガメは田んぼによくやってきますが、アカミミガメは水路メインです。
カメも種類によって選ぶ生息場がちょっとづつ違います。
魚
メダカ、ドジョウ、フナ類、ナマズのほか、水路でドンコ
ナマズは、とってもかわいい稚魚が。
甲殻類、貝類
昆虫
コオイムシ、コガムシなど
集計結果を発表!
見えにくいですが、結果のパネルです。
ダルマガエルは、成体が23個体。
下のカッコの中は、前日にダル研部が確認した幼生で、34個体。
成体は、捕まえられてないのがまだ田んぼにたくさんいると思いますが、それでも100個体いるかどうか。
倍くらいの面積の旧保全水田に890個体いたことを思うと、とっても少ない状況です。
幼生も少ない。
去年は300近く確認できたのに、ことしは繁殖量が非常に少ないです。
他のカエルも少ないので、5月の天候不順などが関係したのでしょうか。
かたや、いちばん数が多かったのはアメリカザリガニ(子ども含む)。
ダルたんでタモ網を使うと、数限りなく採集できてしまいます。
これが、いまのダルたんです。
残念ですが、これが現実。
ザリガニが多いのはどうしようもないんです。
田んぼに水を入れる水路や河川にたくさんいますから。
だから、ザリガニに負けないくらい、たくさん繁殖して、生き残れる環境がダルたんには必要です。
まだまだ我々の力不足。
こんな状況を理解していただいて、これからもダルたんの活動に協力してほしい、というお話をしました。
いました。
校長先生は少年のようにずっと夢中で採集しておられました。
子どもたちも非常に楽しめた様子で、よかったです。
地元の先生や子どもが理解を持つことは、とても心強いことですよね。
「ダルたん調査隊」 が明るい将来につながるイベントになればいいな、と思います。