曇っていたので思ったより涼しく、コンディション良好でした。
プロジェクトメンバーの方、地元の方、その他市内のあちこちから参加者が見え、私たち事務局の人間を含め、ぴったり100人が集まりました。
お子さん連れが中心で、楽しくなりそうです。
今回も、田植えと生き物観察がメインです。
まずは田植え。
田んぼリーダー河本さんの先導で、順番に田んぼに入ります。
そして、一列にならびーの。
植えーの。
ひもに沿って植えているのがわかりますか?
河本さんが実家から持ってこられた、手で田植えをしていた時代の道具です。
ひもについている赤い目印のところに苗を植えます。
それぞれが持ち場を植え終えたら、一歩退がって、またひもに沿って植える、の繰り返しです。
きれいに植わっていますね。
子供たちが田植えに飽きてきたころ・・・
生き物採集にチェンジです。
今日は大人にも積極的に田んぼに入ってもらっているので、人数が多く、すべてが大移動で活気がありました。
これはツチガエル、あ、ダルマガエルゲット!
といった感じで、ダルマガエルを捕まえながら覚えてもらいました。
ダルマガエル、とれたかな?
ところで、今年の繁殖状況をあまり確認できていなかったので気になっていました。
溝をすくうと、ダルマガエルの幼生がたくさんいたので、一安心しました。
(写真がなくてすみません)
幼生は、まだ小さい個体ばかりでした。
今年は5月20日ころから6月初めまで、溝が干上がっていたので、産卵が少し遅めなんだと思います。
ホウネンエビもたくいさんいたので、田植えしてすぐの田んぼがイメージされます。
さて、ダルマガエルの成体もいくらか集まりました。
今回は54頭集まりました。
数字としては多くはないですが、短い時間で子供中心の採集だったことを考えると、ダルマがたくさんいることを示しているといえるでしょう。
それにしても、たくさんのダルマガエルを見ていると、ホッとするというか、癒されますね。
姿、形がずんぐりとかわいらしく、体色も味があります。
それだけでなく、希少な生き物が変わらず生き延びていることが実感できる貴重な瞬間でもあります。
この点は大きいですね。
これらについて、大まかなサイズと雌雄を記録しました。
子供も手伝ってくれて、、、いるのかな?
一方で、恒例の生き物スケッチもしてもらいました。
捕まえたカエルをよく観察してかいてくれました。
はい、できた。
子供たちの絵は、またどこかで活用させていただきます。
最後に会場に戻って、おにぎりの差し入れです。
もちろん、保全水田で去年収穫したお米を炊いています。
カエルの型枠を使って、カエルおにぎりを作って食べてもらいました。
お米は5升炊きました。
おにぎり約100個分の計算でしたが、すべて完食です。
というか、少し足りませんでした。
おなかすきますからねえ。
以上で、今回の田植えイベントも終了です。
たくさんの人に来ていただいたし、天気は良かったし、カエルもたくさん見られたし、今回もよいイベントになったと思います。
挨拶で伝えたいこともお話ししました。
協力してくださったみなさんに、感謝いたします。
さて、田んぼは植えてからも大変なんです。
これから中あぜを作り、肥料と除草剤を少しまき、水の管理をして、草が伸びたら抜きます。
これからも皆さんの協力が必要になりますので、よろしくお願いいたします。
田んぼには、続いて25日の月曜日に、今度は大野幼稚園の園児が田植えにこられます。
今日残したエリアを植えてもらう予定です。
こちらも楽しみです。
オマケ
会場は岡山市の施設をお借りしており、西消防署がくっついています。
消防署では、はしご車がはしごを伸ばして、訓練していました。
かっこよかたですね~。
うちの子は、田んぼよりむしろこっちへの食いつきが勝っていました・・・
消防署は、頼めば消防車などを見学させてもらえるし、署員はさわやかで気持ちがいいし、意外とおすすめスポットです。