令和5年8月13日(日)
重点保護・飼育リーダーのキジトラ😺/です。「里親活動」です。
里親活動は大野学区に生息するダルマガエルの「世代を繋ぐ」活動です。
6月下旬から10組の里親の皆さんでオタマジャクシを分散飼育しています。
下の写真は、飼育から1か月後7月23日の水槽の様子です。
始めは1cmに満たない体でしたが、1カ月で3.5cmにまで成長しました。
これまで、水替えとエサやりを2~3日置きに行って、育てました。
エサは茹でたホウレンソウです。市販のメダカのエサなども食べますが、水に溶け、水質が悪くなることや食べた量が分からないので、ほうれん草が無難です。
左上の写真は、オタマジャクシが食べたホウレンソウの食べあとと、小さいのが糞(ふん)です。
右上の写真は、このころのオタマジャクシです。拡大すると口には発達した歯が見えます。この歯でホウレン草を削ぎ取って食べます。
成長が進むにつれ、食欲が旺盛になります🐸/。
エサを与えて2日も経てば、ホウレンソウは全て糞(ふん)に変わります。(左上写真)
こうなると水替えです。水替えには100均のザル(右上写真)が重宝します。
水は汲み置きした雨水を使います。水道水の場合はカルキ抜きが必要です。
気温が上がるこの時期は酸欠に注意が必要です。
そのため、私は近くのため池に繁茂しているヒシをとってきて飼育水槽に浮かべています😸/。(左上写真)浮葉植物のヒシは光合成により酸素を排出してくれるほか、葉は日陰をつくり、茎や根は休み場所を提供してくれます。(右上写真)
清心女子高校では飼育ケースの上にすだれを敷き、エアレーションで酸素供給されています👩/。(左上写真)
また、毎朝オタマジャクシとお天気の様子を確認してエサや、飼育ケースの置き場所を調整していただいている里親さんもいらっしゃいます👩🦱/。(右上写真)
一方で、屋内で飼育されている里親さんは苦戦されています😭。
オタマジャクシの成長が遅く、死亡率も高い状態が続き、屋外飼育に切り替えました。
昨年の飼育では、屋内飼育での成功例はありますが、日当たりのよい窓際でした。
失敗例では、水温が全体的に低く、日射が少ないため、オタマジャクシの活性が悪く、エサを食べる量が少ないことが分かりました。また、殺虫剤の使用で死亡した例も報告されています。
このような情報を交換し、改善しながら飼育を続けています。この積み重ねが大切です✨。
🌞暑い日が続きますが、これからもがんばって育てて行きましょう😺/
次回は、オタマジャクシの上陸について報告しますので、お楽しみに❗❗
「里親活動」報告_その③につづく・・・