10月5日(土)、ダルたん調査隊~秋の教室~を開催しました!
イベントに先行して、9時からダルマガエル研究部の調査を実施。
5人で30分間、カエルの成体を探してダルマガエルの数を調べるものです。
結果、ダルマガエルは0ゼロ!
あれ?
なぜ見つからない? ひょっとして、これはまずいのでは??
動揺を隠せないまま、メンバーや地元のご家族が参加した観察会へ。
今回は、プロジェクトメンバーや大野学区からのご家族などがこられ、スタッフもあわせて36人のイベントとなりました。
早速、カエルなど田んぼの生きものを探してみよう!
子どもも大人も、たっぷり40分以上かけて探しました。
しかし、いつもならひょっこり見つかるはずのダルマガエルが、いくら探しても出てきません。
あわや0ゼロ?
と思ったところで、やっと1個体。
ボランティアの大学生が見つけてくれました。
大きめの♀です。
去年の確認数は、27。2年前は52個体。
今年は1・・・
少ないです!
どうしてでしょう?
なぜ今年はこんなに少ない?
以下の理由が考えられました。
①単純に数が減っている。
②9月に草刈りして、その後暑い日が続いたので、イネが茂っている周りの田んぼにカエルが避難してしまった。
本当のところは分かりませんが、両方ですかね。
②は希望的観測も含みで… そうでないと、本当にやばいです。
①の理由としては、今年の夏場に、アメリカザリガニが異常と思えるほど増えていたので、その影響があるかも知れません。
ヌマガエルもたくさんいたとはいえ、例年よりは少ないように見受けられました。
さて、イベントの続き。
ダルマガエル以外の生きものも数を数えました。
アメリカザリガニを数えてくれた子どもたち。
手前で携帯持って撮影してる子は、弱冠2歳…!
大きなパネルに集計。
結果を発表しました。
カエルで一番多かったのはヌマガエル。
ツチガエルもいたけど、こちらは少なかったです。
そして、アマガエルはゼロ!
やはり、なにかおかしい…
一方、多かったのはやはりアメリカザリガニとジャンボタニシ(正式にはスクミリンゴガイ)。
レッドリストに挙がる種としては、メダカとコガムシ。
これらはたくさんいました。
ここらの水田には普通にいる種です。
そんなこんなで、観察イベントとしては無事終わりました。
問題は、ダルマガエルの減少ですね。
このあとも観察会が続きます。
今日、大野小学校児童の観察会をしました。
(また後日様子をお知らせします)
明日、大野幼稚園の観察会があります。
どれだけダルマガエルを追加できるかな…
来年以降も同様の調査や観察会を続ける予定です。
ダルマガエルの動向が心配です…
とりあえず、参加してくださったみなさん、ありがとうございました。
お疲れ様でした!