「出穂から登熟の頃」R5.0903_重点保護④


令和5年9月3日(日)

重点保護・里親リーダーのキジトラ😺/です。

ダルたん重点保護サイトで「9月のモニタリング」を行ったので報告します。

 9月の田んぼは、出穂から登熟を迎え、水管理は5日置きの間断潅水です。畔や草地にはコオロギやバッタ類が増え、これをエサにするダルマカエルは食欲の秋を迎えています。

下の写真は、一時保護しているR4生まれのメス🐸/です。

上陸から1年で5cmまでに成長しました。好物のミミズやコオロギをお腹いっぱい食べて食休み中です。来年まで生き永らえて、繁殖してくれることを願います。

さて、重点保護区域でも、20匹の幼体(R5生まれ)🐸が確認できました。

 

周辺で採った虫を与え、サイト内の除草や耕起、取水を行って再放逐しました。

11月の越冬までは、同様の管理を行って見守りたいと思います😺/。

最近、大野学区周辺の田んぼの様子が変わってきていることに危機感を感じます😿。

それは、開発や外来種の問題だけではなく「水が溜まっていない田んぼ」や「草の生えない畦(除草剤管理)」が増えたことです。

イネが植わっていれば一見、豊かな水田生態系が育まれているように見えますが・・・その質(生物多様性の第二の危機)の低下は加速しています。

このことを感じているのは私だけでしょうか?

そのことから、田んぼに依存するダルマガエル保全することは、ひと昔前よりも難しくなっていると感じます😿。

この大きな課題への対応は困難かもしれませんが、自身にできることを考えて取り組んでいきたいと思います😾。

ご協力をお願いします🐸。

次回は「重点保護サイトⅡの整備」について報告します。