きのう、6月7日に大野の田んぼに水が入りました。
もぐっていたカエルたちも出てきて。いっせいに鳴き始めます。
一年のうちで、ダルマガエルの繁殖がはじまる重要な日です。
今日はみんなで観察だ!
ということで、夜を待つあいだ、ダルたんでごそごそ。
ダルたんの平池には、ネットでしきりを入れました。
深さなどの条件をかえて、カエルを選んで産卵するか、調べるためです。
5/26と6/1にみんなで整備しました。
暗くなるのは19時30分以降なんですね。
いつのまにこんなに日が長くなったのかと驚きです。
カエルが鳴くのはそれより後の時間。
この日は、ダルたんをはじめとした大野の広い範囲で、鳴き声調査をしました。
大野の生息エリア全体を3班に分かれて歩き回り、鳴き声からダルマガエルの生息を記録しました。
その結果、今年も去年とだいたい同じようなところで鳴き声が聞こえたようです。
数は、増えたところもあれば減ったところもあり。
あと2回調査して、「だるマップ2019」を作りたいと思います。
私はダルたんに残りました。
カエルの写真を撮ったり。
上は♂、下は♀
アメリカザリガニの駆除もしました。
以前も書いたことがある気がしますが、これだけ定着して増えているだけあって、繁殖力がすごいです。
田んぼに水が入る前の5月から6月あたまは、田んぼがカラっからに渇く時期です。
ザリガニは水生動物なので、地中の湿ったところや地下水のあるところに潜んで、水がくるのを待っています。
水が入ったその日、アメザリがたくさん出てきます。
♀は、その時点でおなかに大量の卵や子どもを抱えているんです。
子ザリたちが産み放たれてしまえば、小さくてとても捕まえきれないです。
そうなる前に、親を片っ端から除去してやろう、というのがこの日の計画でした。
はたしてどうかといいますと、、、私ともう一人でそれなりの数は捕まえることができました。
しかし、捕まえた個体を見ると、すでに多くの♀のおなかには卵も子どももいないではないですか!
もうすでに産み終わっちゃってるということ?!
まじですか…
なんという繁殖の素早さ、そつのなさ。
個体数を減らすということが本当に難しい、手強い外来生物ですね…
とりあえず2人で捕まえた50匹くらい?のアメザリ。
年複数回繁殖するらしいので、ごめんなさいけど、さようなら。
さて、ダルマガエルは産卵してるかな?
翌日のダルたんの状況を、次の機会にお知らせします。