6月7日、ダルたんに集まったのは、私や田ん活部を含め、8名ほど。
田んぼの漏水対策、農機具倉庫作り、溝掘り、鳥除けなどを、各自分担しながら進めました。
一番難しい問題は、漏水対策。
南側の水路に面した畦沿いでは、増水した水路から明らかに田んぼに侵入する水の通り道が見えました。
こんな水みちがあったのでは、田んぼからもすぐに水が抜けてしまいそうです。
ダルたんではかつて2年間、田んぼの水が抜けやすくて、ダルマガエルの繁殖場所としてうまく機能してきませんでした。
同時に、水が溜まらないぶん雑草も生えやすく、草抜きにも苦労させられてきました。
田んぼに水をためにくい、というのは目下の所大きな問題です。
畦から水が漏れないようにするには、泥をしっかりと塗りつけて隙間をふさぐ「畦塗り」という作業が必要です。
畦塗りは11日に予定する代掻きの際に本格的に行うことになりました。
とりあえず今回は、隙間があると思われる畦沿いの泥を3人がかりで踏み踏みしておきました。
今年こそは、という思いをこめながら。
溝掘りもしました。
溝掘りをしていると、
カメ発見!
クサガメですね。
まだ小さいかわいい個体でした。
周りの水路にはミシシッピアカミミガメが多いのですが、田んぼに入ってくるのはクサガメが多いようですね。
いまや外来種の扱いになってきていますが、昔からもっともなじみの深いカメです。
田植えイベントで、また会えるかも?
農機具倉庫や鳥よけの様子は、
私が溝掘りに夢中で写真を撮れていません…
倉庫は立派なのができていますので、またの機会に紹介したいと思います。
作業中、ご近所のNさんが様子を見に来てくださいました。
「まあ、うちに寄ってやすんでいけぇや」
ということで、おじゃますることに…
この日は、お昼ご飯として「大野ダルマの大合唱」をなんと1升も炊いて用意していました。
それをNさんの奥さんが、親切にも全部おにぎりにしてくださいました。
ありがたや ありがたや
とてもおいしく食べることができました。
お米の堅さもちょうど良く…
(炊いたのは私ですが)
だんらんのひとときです。
奥に立って見えるのはNさんとそのお仲間です。
実はこの後、農機具倉庫の作成をNさんに手伝っていただきました。
Nさんのお庭をお借りして作業。
基本的な構造の指導から、材料の提供まで、相当手を加えていただきました。
Nさんはものすごく道具に凝っていらっしゃって、名前も分からないような工具がズラリ。
なんと電動のこぎりやエアーポンプまであります。
それらを駆使しつつ、お庭や倉庫のあちこちから木材や金具などが出てきます。
とにかく何でも出てきました。
まったくもって、感謝に堪えません。
田んぼにもどり、残りの作業をして、
完成した倉庫をダルたんまで運んだところで、作業終了。
朝9時過ぎから始めて、終わったのは夕方5時でした。
その日は、ダルたんのある野殿地区で今年始めて水路が堰上げされる日でした。
徐々に水の入っていく田んぼを眺めつつ、解散となりました。
これから代掻きがあります。
そのころには、ダルマガエルも産卵しているはず。
たくさん産んでほしいものですが。
その後は、溜まった水を維持することが重要課題になります。
いよいよ、田んぼシーズンが本格的に始まります。