シェルター

今年のかんがい期の始まり (水路が堰あげされて田んぼに水が入る最初の日) は、6月7日でした。

偉大な文明の機器(バックホウ)を導入して整備したあと、ダルたんの溝や、盛り土を取った後の窪地には、水がたまりました。

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周りの田んぼは早くも田植えが済んでいますね。

写真の広い水たまりを、「平池」 と勝手に呼んでいます。

平池や溝の一部には、ダルマガエルとおぼしき卵が。

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黒いつぶつぶが卵です。

ゼリー状に包まれた卵が塊で産みつけられるので、 「卵塊」 といいます。

写真の卵塊は、サイズ感などから、たぶんダルマではないかと思われます。
(卵塊での識別は難しいんです)

実は、今年はこうした卵塊がたくさん見つかりました。
(卵塊は2,3日でばらけて幼生に成長していくので、もうほぼ見られなくなっています)

ダルたんで数多くのダルマガエルらしき(?)卵塊が見られたのは、初めてのことです!

田植え祭りの時には、小さなオタマジャクシが観察できると思います。

どうか、しっかり育ってほしいものです。



そしてもう一つお伝えしたいのは、今日のタイトル 「シェルター」 について。

現在ダルたんには、ごらんのように点々と木の板がおいてあります。

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この板をはぐると…


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こうしてダルマガエルが隠れていたりします。


ダルマガエルなどカエルにとってもっとも恐ろしい天敵は、人間以外では、ヘビや鳥(サギ、カラス)。

これといって武器のないカエルは、こうした天敵から身を守るには逃げるか隠れるしかありません。

草地があればよい隠れ場になるのですが、整備直後のダルたんには、まともな草地はまだ僅かです。

そこで、人工的な避難場所 (シェルター) として、こうした板をおいてみたのです。


観察してみると、小さなカエルだけでなく大きなカエルもわりかしと利用しています。



そこで突然ですが、みなさんにお願いです。

よろしければ、シェルターとなる板などを分けてもらえませんか?

廃材でかまいません。

厚さ1cm以上、幅20cm以上の木製の板がよいです。


もし、ご自宅、職場などで余っている板があれば、田植え祭りの時にでも持ってきていただけるとうれしいです。

きっと、ダルマガエルが喜びます!


よろしくお願いします!

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