またまた古い話になります。
7月8日のこと。
地元石井中学校区にある岡西公民館の主催で、ダルマガエル観察会が開催されました。
石井中学校区には、大野小、石井小、三門小の3校が含まれます。
公民館が各小学校に案内を配り募集をかけたところ、定員いっぱいの15組30人以上の応募があったそうです。
去年はわずか3組ほどでしたから、どうしたことでしょう、今年は何かが違ったようです。
公民館の方の挨拶のあと、我々プロジェクトのほうで講師をさせていただきました。
各学校から同じくらいずつの人数が来られてましたが、ほとんどの人が
「ダルマガエル知ってる!」
「イベントに来たことある!!」
ということで、大野小以外の方でもこの活動をよく知っていることに驚きでした。
子供たちが生き物採集したくてウズウズしていたので、長話せずに解放することに。
6月の田植えイベントのときは、繁殖期だったのでカエルを捕まえるのを差し控えましたが、今回はもう主要な繁殖は終わっているので、思い思いに好きなだけ生き物をとってもらいました。
ただし、主なフィールドを平池に絞りました。
平池とは…
5月に小型ショベルを投入し、思い切ってダルたんの一部を掘り返したことはお伝えしました。
大きな盛り土を作り上げたときにできた堀り跡には、水がたまりました。
四角い平べったい水たまりなので、「平池」 と呼んでいます。
平池にはカエルの幼生やアメリカザリガニがたくさんいます。
池の大きさ、生き物の量とも、この人数の観察にはちょうど良い感じでした。
30分ほど経過し、そろそろ採集にも飽きてきたかな? と思い。
「どうですか~ そろそろ終わりにしましょうか~?」
「…! まだ採りたい!」
という嬉しい反応。
15分ほど延長です。
採集できた生き物は、
ヌマガエル
ツチガエル
アマガエル
メダカ
ドジョウ
コガムシ
など。
(いつもと変わりばえはありませんが…、これがダルたんの主なメンツです)
カエルの幼生には、ダルマガエルも含まれていました。
今年は平池や他の溝でダルマガエルらしき卵塊が多く見つかっており、この観察会の中でも幼生がけっこう見られました。
初めてまともに繁殖してくれたかも?
今年はちょっと期待をしております。
採集した生き物の解説に移りました。
話をすると、ダルマガエルのことなどは説明するまでもないくらいによく知っている子がいたり、
溝の役割(中干し時期の幼生の成育場所)を説明しようとすると、稲作における中干しの効果(イネが丈夫になるなど)まで知っている子がいたり、
いろいろな反応が見られて楽しかったです。
何よりも進んで応募してこられただけあって、興味をもって楽しみ、学ぶ意欲のある子たちばかりで、とても良い雰囲気でした。
有意義な観察会になりました。
この後の稲刈りや収穫祭にもぜひ来てほしいですね。
みなさん、お疲れ様でした。
ありがとうございました!